東洋医学的に身体を診る・腰痛③

前回までで問診が終了
問診についてはこちら
東洋医学的に身体を診る・腰痛①
東洋医学的に身体を診る・腰痛②

ここからは望・切・聞です

これはふつう患者さんが治療院に入ってきた時からスタートしていて
姿勢、元気度、声、そしてニオイなどなどをざっくり観察しておきます

鍼灸師だった島田の父は
患者さんがエレベーターを降りて治療院のドアの前までくるその足音で
誰が来たのかがわかったし
その日の様子が想像できたそう

すご~い!

さて、前回の宿題
問診から舌・お腹・脈を想像してみよう!
想像してみましたか?


まず舌
舌質:やや紫
舌苔:中央~奥「膩苔」 少々黄色
舌下脈絡:やや紫

 

 


お腹:少々冷たいことろあり→わきに近いところ・下腹部
    聚(じゅ)あり→ガスっぽい塊(?)で押すと動いてしまう

ちなみに
積聚(しゃくじゅ)は腹部の反応で
積:陰・動かない・固定性・血に関係
聚:陽・動きやすい・遊走性・気の関係

今回のお腹には「聚」あり

脈は次回~!

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